園日記 ベストフレンド 2018年10月号

   今年も巾着田の曼珠沙華がとても賑わっていましたね。次はコスモスです。いつも季節 マ の綺麗な花が咲き、その時期によって色々な 顔を見せてくれる巾着田は、いつ遊びに行っ てもいいですね。年少組は10月に親子遠足 で巾着田に行くので、楽しんできてください。

   さて、先日の祖父母参観では、沢山の方にご来園いただき、子ども達も職員もとても 嬉しかったです。ありがとうございました。ホールでの歌の発表では、それぞれのクラ スのカラーが見えてきて、祖父母の皆様も温かい眼差しで見てくださっていて、会場がふわっとした優しい空気に包まれていたような感じがしました。また、今年は初めてホールで年長児と祖父母の皆様との交流の時間をもつ事ができました。短い時間でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。

   こども園では、運動会に向けてどのクラスも楽しみながら頑張っています。自分達だ けでなく、他のクラスのかけっこやダンス、パラバルーン、組体操などを見て援し合う事で、良い刺激になってより一層力が湧いてきています。そんな中、年中組が園庭で初めてリレーをした時の事です。ちゅうりっぷ組は赤、白、たんぽぽ組は黄、紺の好きなチームに分かれて走る事にしました。子ども達の好きなようにしたので、人数にバラつきが出てしまいましたが、あえてそのままスタートする事に。案の定、人数の一少なかった白が1位でゴール、人数の多かった赤が4位になりました。走り終わってがっかりの赤チーム。担任が「何で白はとっても早くて、赤はとっても遅くなっちゃったのかな?」と聞くと子ども達は「白はいっぱい頑張ったんだよ!」「みんな早かったから」と人数の違いには全く気がつきません。そんな様子を最初からずっと見ていた年長さんが「人数が違うんだよ!」「合わせなきゃいけないんだよ」「人数が違うから本当の勝負じゃないよ」と教えてくれました。それを聞いた年中組は、まだ今ひとつ分からない様子でした。それでも、お部屋でもう一度カラーの磁石を使って、人数が違うと何でいけないのかゆっくり話をするとやっと理解する事ができました。勝敗にもまだまだ拘らず、 楽しく走って満足という子もたくさんいます。しかし、年長になると勝敗に拘ったり、昨年の経験などから学び、リレーはチームで力を合わせてやらなければいけないという事に気づいてできるようになります。こういう年長の姿を見て、今の年中が年長になった時、次の年中の子達に教えていってあげるのでしょうね。