園日記 ベストフレンド 2023年10月号

   夕方になると鈴虫の鳴き声が響き渡るようになり秋を感じるようになりましたね。9月に入ってからも猛暑が続いていましたが、少しずつ秋めいた気候になってきました。朝晩との寒暖差で体調も崩しやすい中、インフルエンザの波もついにこども園にやってきてしまいました。近隣の学校では学校閉鎖になったところもあるようです。発熱した場合は、受診し園の状況を伝えた上で診察していただくようお願い致します。10月は遠足等、子どもたちが楽しみにしているイベントがたくさんあります。皆様、体調管理には十分気をつけて下さい。

   9月は敬老の日に向けて子どもたちが手紙を書いて投函してきました。祖父母の皆様のお家に無事に届いたでしょうか。投函の際、年少組は年長組に手を繋いでもらい投函してきました。1学期から年少組は園外に出かける時はいつも年長組に手を繋いでもらっていました。また、お片付けをして保育室に戻る際も年長組が2階まで連れて行ってくれるなど何かとお世話をしてくれています。保育者が声を掛けてもなかなかお部屋に戻れない子も、年長児が声を掛けるとすぐに保育室に戻ることが出来ます。時には年長組の活動が先に始まってしまい、連れて行ってもらえないと分かると泣いてしまう子もいたりと・・・年少組にとってお兄さん、お姉さんの存在がおおきくなっているようです。ある日の登園時、年少のAちゃんが年長のYちゃんに手を繋がれ笑顔で2階の保育室まで登園してきました。お母様の話によると、1階で「行きたくない」と言って困っていた所にYちゃんが現れ、すぐに気持ちが切り替わって笑顔で2階に上がってくることが出来たそうです。その後も一緒に朝の身支度を手伝ってくれました。Aちゃんはもちろんですが、そんな姿を見たお母様も嬉しそうにAちゃんを送り出すことが出来ていました。Yちゃん、ありがとう!年長児の前では甘える年少児ですが、小さいクラスの前ではちょっとお兄さん、お姉さん気分になるのです。小さいクラスの子が遊びにくると、使っていた玩具を譲ってくれたり、自分のマーカーを貸してくれる子もいます。Hちゃんは、登園すると自分の朝の身支度よりも先にひよこ組の保育室を見に行きます。「かわいこちゃん、おはよう!」と窓越しにいつも挨拶をしていて、ひよこ組の子の名前も覚えてしまっています。Hちゃんが来ると嬉しそうにひよこ組の子たちも近寄ってきます。こういった様々な学年との交流ができるのもこども園ならではだと思います。これからも交流の場を大切にし、子どもたちが良い刺激を受け合える環境を作っていければと思います。

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