園日記 ベストフレンド 2019年7月号

   梅雨に入り園庭で遊べない日もありましたが、子ども達は室内でも元気いっぱい楽しんで遊んでいました。たくさんの方に資源物を持って来ていただいたお陰で、資源物遊びをとても楽しんでいます。一見ただのゴミと思われるような物でも、子ども達にとっては宝の山です。もしお家に箱が溜まったらまた園に持って来てくださいね。

   さて、6月は年長さんのEPACを始めとし、様々なイベントがありました。ファミリーデーは昨年に続き生憎の雨でしたが、たくさんのお家の方に参加していただき、子ども達もお家の方々も笑顔溢れる楽しい時間を過ごしていただけたようです。活動の最後の時間は、毎年お家の方に絵本の読み聞かせをしていただいています。今年はお父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん色々な方に読んでいただきました。緊張されながら読まれている方、子ども達に目線を送りながら読まれている方、皆さん温かい雰囲気の中読んでくださっていました。ありがとうございました。来月には、お話の会の方々が朝の自由あそびの時間に園庭で “青空おはなし会” を開催していただく予定です。色んな形で絵本に親しんでいっていきたいです。絵本は、子どもだけでなく大人にとっても素晴らしい絵本がたくさんあります。先日、私自身も本屋で絵本を立ち読みしていたら、ポロっと涙してしまった絵本がありました。「おこだでませんように」という絵本です。この絵本は、以前お話の会の方がお部屋で子ども達にも読み聞かせてくださった絵本です。いつも怒られてばかりいる男の子の話です。どうしたら怒られないんだろう?どうしたら褒めてもらえるのかな?ぼくは悪い子なのかな?と男の子の葛藤が画かれています。これは、子ども達への接し方を見直す良い絵本だと思います。間違った事やいけない事をしてしまった時は、しっかり伝えなくてはいけません。でも頭ごなしに怒るのではなく、その子が何を思い、感じてその行動をとったかをしっかり受け止めてあげる事が大切だと思います。そして、何より“あなたのことをとても大切に思っているよ “大好きだよ” という事を日ごろからしっかり伝えてあげてください。

・・・・・・ ホッとひといきBreaktime ・・・・・・

   何かを伝えたいとき、大人は言葉やアクション、表情などで相手にわかりやすく思いを伝えようとしますね。子どもはどうでしょうか・・・。年齢や今までの経験値にもよりますが、大人のようになかなか自分の思いをうまく伝えることができません。その代わり、今できる精いっぱいの表現で思いを伝えようとします。嬉しいときは分かり易いですが、不安や怒りを伝えたい時など、言葉を順序だてて話すことはもちろん、どう自分の思いを伝えたらいいのかパニックになってしまうことも・・・。そんな時は、気持ちを落ち着かせ、ひとつひとつ気持ちを解きほどくように “○○したかったの?” とゆっくり気持ちに寄り添い、一緒に考えてあげると、子どもは自分の思いが伝わった安心感で気持ちを切り替え、スッキリした気持ちになります。認めてもらうことで生まれる自己肯定感を、今の時期にたくさん育ててあげたいですね。